タイトルダミータイトルダミータイトルダミータイトルダミータイトルダ…
Q. 企画力を身につけるために、どんな準備をすればいいですか?
某IT会社でコールセンターに勤めているものです。将来的に起業を考えており、企画・マーケティング部門に写って企画力などを身につけたいと思っています。具体的にどんな準備をすればいいでしょうか?
まずは現状の仕事から成功体験を作りましょう
今従事している仕事の中から、一つで結構です。何らかの企画立案、実践、成果を出すという成功体験を得ることが大事です。企画といっても事業企画でなくても結構です。内的な管理部門なら業務改革、営業であれば営業プロセス改革、財務部門ならプロジェクト成果管理、人事部門であればES(社員満足度)向上や適正人材配置、ワークスタイル・イノベーションなど……。つまり、どのような会社の部門でも「企画」はできるということです。逆にいうと、最も精通している、今従事している仕事で何らかの「企画案」が浮かばなければ、どの部門へいっても同じなのです。
すべてのビジネス、あるいは「企画」は、何かしらの「問題の解決」です。つまり、企画力とは、「問題の発見」こそが第一のステップです。問題とは、現状とあるべき姿の「ギャップ」です。そのギャップを解決する方法論の模索と、数ある方法論の選択肢から実行可能な選択肢を導き出し、実行までのロードマップを描くことが「企画」です。対応可能なビジネスOSを強くすることが重要なのです。
米国のデータでは起業した約七割強の人たちが、過去、あるいは現状の職業で遭遇した問題や課題の中からビジネス・アイデアを立ち上げています。たとえば、コールセンターのあり方で言えば、アウトソーシングやオフショアリングなど、この分野では近年、実にさまざまな画期的ソリューション、テクノロジーのイノベーションが起こっています(参考:トーマス・フリードマン著『フラット化する世界』)。
まずは、一つ企画を作ってみてください。ここからがスタートだと思います。「やらせてもらえない」からではなく、「関係者と折衝や説得をし、自分のやりたいことができるステージ(舞台)を作る」のも重要な企画力の要素です。「やらせてもらえない」からと、次々に部署や会社を移っていけば「きっと何かが変わるはずだ」という発想ではなく、「変えるのは自分だ」という意識をもって仕事をしましょう。そういう意識をしっかりもった環境変化であれば大いに意義があるでしょう。